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フルート協奏曲 (尾高尚忠) : ウィキペディア日本語版 | フルート協奏曲 (尾高尚忠)[ふるーときょうそうきょく]
フルート協奏曲は、尾高尚忠の最後の作品。1948年に小編成オーケストラ版(作品30a)が作曲、初演された。のち大編成オーケストラ版(作品30b)への改訂が進められたが、1951年の作曲者の死により未完に終わった。演奏時間は約16分。 == 作曲の経緯 == 1948年に当時フルート奏者として活躍していた森正(後に指揮者として活躍)の依頼を受けて作曲を開始、独奏パートについて森の助言を受けながら、およそ2ヶ月で完成した〔作曲者は吉田雅夫とも交流があったため、吉田からも助言を受けた可能性がある(名曲解説全集)。〕。この版は同年初演されたが、伴奏は小編成のオーケストラであり、作曲者は大編成オーケストラ伴奏への改訂を計画、1950年の終わり頃から作業に取りかかった。しかし、多忙な指揮活動、健康悪化(酷い頭痛に悩まされていた)のため、思うように作業ははかどらず、1951年2月16日、作曲者は他界した。最終ページの数小節のオーケストレーションは未完に終わったが、弟子にあたる林光が完成し、吉田雅夫を独奏者として作曲者の追悼演奏会で初演された。その後、作曲者の長男である尾高惇忠によるピアノ伴奏版も作られている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フルート協奏曲 (尾高尚忠)」の詳細全文を読む
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